【0:1:1】二人は雨の日に【5分~】

《ジャンル》

日常

《あらすじ》

1人と一匹、二人の出会いは…。

《登場人物》

【ウメ】性別不問。

なぜか喋る猫。

【リサ】性別不問。

ちぎって食べるパンがマイブームな人。


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ウメ:また食べてる

ウメ:ちぎっては食べちぎっては食べ…

ウメ:そろそろやめたほうがいいよ


リサ:もー、うるさいなー、わかってるよ

リサ:雨でお休みなんだからいいじゃない

リサ:はーあー、あの頃の可愛い姿が懐かしいよ


ウメ:なっ!それはもう忘れて!


リサ:あの日もこんな天気だったけ


ウメ:昔すぎて記憶にございませーん





リサ:あれはとても強い雨が降る

リサ:凍えるような日だった…

ウメ:え?え、突然何?語りだしちゃうの!?



~~~~~~~~~



リサ:うー、なんでいきなり降ってくるのよ!

リサ:あ!あそこの神社で少し止むまでまってよっと



リサ:全然止まないわね…


ウメ:(遠くで)ニャー


リサ:はぁ、もう…だから今日はお休みでいいって言ったのに、なんでわからないかな


ウメ:(遠くで)ニャーニャー


リサ:…?

リサ:なにか聞こえる、、こっちかな


0:音のする方へと向かうと

0:そこには見事な梅の木が…そして


ウメ:ニャーニャー!


リサ:ね、猫?ってまだ子ども⁉

リサ:親は…いや、このまさしくなダンボールに『拾ってください』の文字か…いないよね…


ウメ:ニャー、ニャァ…ニャ…


リサ:ちょ、ちょっと、すごい震えて

リサ:しっかりしなさいよ、晴れたら拾ってくれる人がきっと


ウメ:ニャ、ァ…


リサ:あーもう!こんなのほっとけるわけないじゃない!



~~~~~~~~~



リサ:とまぁ、その後も紆余曲折あったわけだけど…

リサ:いつのまにか話せるようになってたよね


ウメ:私の熱い想いが成し遂げた偉業


リサ:はぁ、そうなのね、、

リサ:ニャーニャーいいながら目をうるうるしてくるの好きだったのに

リサ:今ではお節介焼きに…おんおん


ウメ:んにゃぁ!!うるさいぞ!ペチペチ


リサ:爪が無いから痛くなーい


ウメ:ペチペチペチペチペチペチペチペチィ!


リサ:はいはい、かわいいね、かわいいねよちよち


ウメ:そ、そんなことされたって!


リサ:ここがいいんでしょ、はい、なでなでー


ウメ:ん、んにゃぁ…

ウメ:はう…今回だけだからね、それ1個だけだよ食べていいのは


リサ:はーい!それじゃあ開けるね!


ウメ:ちょっと!それ新しいやつじゃない!?

ウメ:さっきのはどうしたの!?


リサ:あはは、何言ってるの?これが1つ目だよ?まさか2つ目なわけが


ウメ:もぉおお!体調崩したら大変でしょ!

ウメ:…私には君しかいないんだから、、


リサ:もぐもぐ…え?もぐもぐ、なんて?


ウメ:もういい!寝る!おやすみ!


リサ:…ありがと、大好きだよ。おやすみ




おしまい



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